公開:2026年9月12日 / 更新:2026年10月6日
SaveSmartを作るとき、僕が中心に置いたのは「今日いくら使えるか」を自分で確かめられることだった。AIに予算を提案させる方法もある。でも、毎日見る金額については、入力と計算の関係が分かる形を選んだ。
自分で決めた毎月の区切り日から次の区切り日前日までを一つの期間とし、アプリの「収入」に設定した金額から固定費、昨日までの支出を引く。Plusで未確定の予定支出を登録していれば、その対象分も先に引く。残額を今日を含む残り日数で割る。これが「今日使えるお金」の基本だ。生成AIに支出額や予算額を推測させているわけではない。
数字で見ると:収入100,000円、固定費70,000円、昨日までの支出10,000円、残り5日なら、(100,000 − 70,000 − 10,000)÷ 5 = 4,000円。実際の計算条件や予定支出の扱いは「今日使えるお金」の計算方法にまとめた。
今日2,000円を使って記録した場合、今日の4,000円という目安は通常その日には変わらない。明日の見込みは、残り18,000円を4日で割った4,500円になる。区切り日や「収入」に設定した金額など計算の前提を変更した場合は、今日の金額を再計算することもある。
支出は自分で入力する。銀行口座やカード明細を自動で取り込んでAIが分類する方式ではない。手間はかかるが、何を記録したかを自分で確認できる。記録し忘れた支出があれば目安もずれるので、表示額を銀行残高や将来の貯蓄額だとは考えてほしくない。
SaveSmart Plusには、今の支出ペースが続いた場合の着地予測がある。これは記録済みの支出から日平均を求め、残り日数と未確定の予定支出を使って計算する機能だ。将来の支出を確定する数字ではなく、条件付きの見込みとして読むものだ。「今日使えるお金」と着地予測は、役割が違う。
僕が重視したのは、計算の前提と限界を利用者が追えること。毎日の目安を判断材料として示し、使うかどうかの判断は利用者自身に残したい。個人開発でSaveSmartを作り続けるうえでも、この設計を大切にしている。